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とつとつとしてろうとせず

ひまつぶしにどうぞ。

道徳の統一

道徳は世界宗教たりうるか。道徳規範は存在論によって構成される。しかし、存在論は科学によっても宗教によっても構成されうる。科学的存在論に基づく道徳規範は、もしかしたら世界の標準になることができるかもしれないが、宗教に基づくそれは、八百万の神が「存在」しうるという意味において、原理的に決定不能である。道徳が世界宗教たりうるには、結局、世界宗教がそもそも統一されていなければならない。もしくは、科学的存在論による道徳の統一を行うか、だ。どちらにしても、現実的な想定ではないように思われるが。精々可能なのは、人類を最大公約数的に分割し、分離させた個々の集団ごとに異なる道徳を内部的に一元的に運用することぐらいか。それすらも非現実的な妄想なのだろうけど。