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とつとつとしてろうとせず

ひまつぶしにどうぞ。

据え膳

長距離移動の間の暇つぶしに購入。レーベルは電撃文庫だが、内容からは往年の富士見ファンタジア文庫を彷彿させられる……のは俺だけだろうか? よくも悪くも王道で、細かいところはテンプレとお約束を知る読者の補完にお任せ、という類の作品だ。食い物でいったら間違いなくファストフード。いわゆる「売れる」本なのだとは思うが、その分作者固有の感性というものはあまり感じられない。ライトノベルと一口にいっても全然ライトでない作品は山のように存在するが、これはどう転んでもライトである。それは長所でもあるし短所でもあるが、作品の志向性を考えればこの場合は前者だろう。
ああしかし、いくら識者ぶって批判めいたことをいったところで、俺は続きを買うのだろう。1巻のあとがきで作者がいっていたように、俺もこの手の王道作品が好物なのである。据え膳食わぬはなんとやら。パブロフおじさんのしつけ通り、我らラノベの落とし子たちはルパンダイブで傭兵のもふもふ毛布に飛び込むべし。
強いて欠点をいえば……ゼロが島風にしか見えない(爆)。艦これからこのイラストレーターを知った身としては、いくら地の文で絶世の美女扱いされていても何となく違和感がある(偏見)。その内連装砲ちゃんを媒介に「狩猟の章・第十頁――〈五連装酸素魚雷〉!」とかやらねーかな(はやそう)。何だかんだ下巻が待ち遠しいです、はい。