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とつとつとしてろうとせず

ひまつぶしにどうぞ。

新しいフィクション

衆道徳を担保し機能させるためのフィクションとしての宗教は、社会における重要性と多大な有益さを持つことがほとんど誰にも明らかであるにも関わらず、そのあからさまな虚構によって自らの有効性を損なっている。われわれは、社会にとって道徳が必要であること、そのお伽話がなければ道徳が無効化されてしまうことを知っているが、そのようなメカニズムをすでに認識してしまっている現状では、それが単なるお伽話でしかないこともまた知っている。
道徳を維持するためには、新しい虚構が必要である。より尤もらしく、ほとんど真実としか思えないような虚構が。しかし、そんなものは存在するのだろうか? 結局のところ、問題は人間の自己認識が拡大しすぎたことにあるように思われるのだが。