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とつとつとしてろうとせず

ひまつぶしにどうぞ。

ゆるし

雑記

「人の生には意味がある」「生まれてきたのには理由がある」と主張する人々は、逆説的に「意味のない生には価値がない」「理由もなく生まれてくるべきではない」ということも同時に主張している。彼らはなぜか「ゆるし」がなければ生命は存在してはいけないと思い込んでいるらしい。実際にはゆるしを得ずとも生命は生まれてくる。それは誰かにとって有益であったり無益であったりするが、しかし等しく無意味である。彼らは自分の逆説に苦しみ過ぎている。大上段に振りかぶるような価値観はもう捨ててもいい頃合いに思える。意味があるかないかという価値判断は再帰的に自分の生に適用するものではないのだろう。おそらく、「人生の意味論」はカテゴリーミステイクである。