とつとつとしてろうとせず

ひまつぶしにどうぞ。

泥の山

他力本願はやはり駄目だ。自力によって本願は成就されずというなら他力によってもそれは不可能なのだ。否、本願成らずとわかった時点で他力という概念そのものがでっち上げに過ぎないと気づかなければならない。それで終わるのではない、そこから始まるのだ。泥の山を積み上げている暇があったらさっさと歩け、手を動かせ、何かをしろ。この世にはそれに隷従するだけで幸福がつかめるような何物も存在しないのだ。