とつとつとしてろうとせず

ひまつぶしにどうぞ。

2014-12-01から1ヶ月間の記事一覧

原子論的描像の破棄

原子論的描像、すなわち、物体は最小単位の構成要素が結合することによって成り立つという命題を保持することなく、陶器の食器が衝撃によってバラバラに砕けるような、物体の破壊現象を説明することはできるだろうか。明らかに、現実世界における実際の現象…

複素数の平方根

注意 以下の記述は私的な備忘録であり、内容の正確さに関しては一切保証いたしませんので、悪しからず。 背景 ある日突然、無性に次の微分方程式が解きたくなったとする。 \begin{align} \label{eq:dif} y''''-3 y'' + 6y =0 \end{align}人生、何が起こるか…

合理的な魔術への到達可能性

現在の自然科学は帰納法による推論、すなわち、自然の斉一性を原理として仮定することで成り立っている。ある現象が十分に単純で外乱に対して頑健であるならば、その現象の原因となる現象を起こすことで、その現象は何度でも再現することができる。 魔術の可…