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とつとつとしてろうとせず

ひまつぶしにどうぞ。

冷血

折に触れて、自分は冷血な人間なのであろうという自覚を持ってきたつもりではあったが、親に直接お前はそういうやつだろうからなどと、その冷血さを前提にした発言をされてしまうと、やはり心にくるものがあるな。もちろんそれは単なる事実で、俺がそういう人間であることを変えてしまうほどの力を持ったエピソードなどでは決してない。それでも、残念なものは残念だ。俺は俺をもう少し血の通った、人並み程度の情緒くらいは持ち合わせのある輩であると期待していたのだが、最も近しく、その冷血さを受け継がせたかもしれない当人からの客観的な評価というからには、心して受け入れなければならないだろう。
問題は冷血な人間は冷血な人間であることをやめるべきかどうか、ということか? 生憎とやめたいと思ってやめられるものでもあるまい。俺はこれからも冷血な人間のままだろう。俺を血の通った人間にしたいならば、俺の血をすっかり入れ換えてしまうだけの輸血が必要だろうから。